朝日町立西五百川小学校 大舟木分校


朝日町大字大舟木449

2007/06/24

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明治12年松程学校大舟木支校として開校
明治42年現在地に移転
平成11年3月31日120年の歴史を閉じる

平成2年 学級数 3 児童数 10 教員数 3

大淀地区と大船木地区の間が2006の大地滑りの修復工事のために全面通行止めになっていました。ここは最上川をはさんで国道287の対岸、朝日町と白鷹町の境界になっています。大淀口から大船木橋を渡って右折、すぐ左の高台に見えますが、一般家屋のように見え最初は行き過ぎてしまいます。
おなじみの学校フェンスがありそこへ続く細い坂道があったので登って行くと古色蒼然たる学校があるではありませんか。「朝日町は大暮山分校だけじゃなかったんだ。これは古さからしたらトップクラスだぞ」とちょっと感動しました。石碑の立派さもたいしたものであります
多分、どなたかが譲り受けたんでしょう「農業法人 旭正会」「花子大船木分校」の看板が玄関の両サイドに上には「大統領の館」の看板が五円玉のマークといっしょに掲げられています。それぞれの文字でHP検索してみましたが「花子〜」で十勝花子と舟木一夫が多数ひっかかるだけで、該当するものはまったくありません。本部の住所もどこかに書いてあって東京となっていたようでした
建物の右手に2階への階段がありすぐに教室、黒板にはついこの間まで授業が行われていたような文字があり、子供が書いたのか漫画が「お前帰りゃー」って言っています
これくらい古いと、たいがい窓はアルミサッシになっていますが、ここは木製窓枠ですごくいいです。厠だけがちょっと近代的ながらスットンのようです

グランドの草はかなり長いので最近は人が立ち寄っていないようでした。右の写真はメイン道路から見える分校跡で一般の家みたいに見えるでしょう?
平成2年の記録で分校数の多さを見ると朝日町6、金山町と鮭川村が4で追いかけるという構図になっています。最近は閉校につぐ閉校でかなり小学校も少なくなりましたが、教育熱心な町なのでしょう