2006/11/04 山形新聞朝刊より
漆の美展林野庁長官賞に水上東北芸術工科大助教授 |
同展には、漆工芸作家による美術品のほか、工業製品、漆工技術を習う愛好家の作品など、漆に携わる人々から幅広く出品される。林野庁長官賞は、最高賞の農林水産大臣賞、文部科学大臣賞に次ぐ賞。応募作品120点の中から選ばれた。 水上助教授は蒔絵(まきえ)や螺鈿、金属板を使う「平文(ひょうもん)」など、さまざまな技法や素材を用いて、四季折々の自然をテーマに、現代における漆芸表現を研究している。同展にはほぼ毎年出品しており、2003年に日本漆工協会長賞を受賞した。
水上助教授は「さらに仕事に磨きをかけ、学生に漆芸の基礎を身に付けてもらうよう、指導に励みたい」と話している。 |