2010年06月19日土曜日    河北新報

東北大会選評


▽1回戦(七戸高砂子田)
聖和学園(宮城) 5(3―0 2―0)0 山形東
           
▽得点者【聖】斉藤、関2、星、高橋

 【評】聖和学園が大勝。前半23分、斉藤がドリブルで持ち込んで先制すると、29分に関、35分に星がDFラインの裏に抜け出して得点を重ねた。後半も10分の関のミドルシュートなどで2点を加えた。山形東は前半2分の先制機を逃したのが痛かった。

<関、公式戦で初の2得点>
 聖和学園のボランチ関が2得点。果敢な前線への攻撃参加で高校の公式戦で初の複数ゴールを決めた。
 前半20分すぎまで前線のドリブルが封じられる苦しい展開。「何とか流れを変えたかった」と中盤に空いたスペースへ飛び出すようにした。前半29分、DFラインの裏に抜けてゴールを奪い、後半10分には約25メートルのミドルシュートを決めた。
 171センチ、59キロとチーム一の小柄。「当たりが弱い分、スペースをいち早く見つけてプレーするのが持ち味」と話した。

<山形東・DF三沢孝祐主将(5失点で大敗)>
 「個の力の差を全員でカバーしたかったが、試合が進むにつれて1対1の局面を許してしまった。(3年生として)最後の大会をいい形で終わりたかったのに悔しい」

 

見たらXで閉じてください