第66回山形県高校総体二回戦 vs 鶴岡南高等学校


2015/05/31(日)11:00〜 (酒田光陵高等学校グランド)

山形東 4-2(前半 2-0 後半 2-2) 鶴岡南高

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いよいよ山東サッカー部最後の戦い山形県高校総体が始まろうとしている ごく小数の男子応援団と、まあまあの人数の女子チェアリーダー部も駆けつけてくれる 光陵高校はショウタ学年が3年の時、酒田工業とか酒田商業とかが合併して新設され、 その年の総体で、前年に痛い目に合わされた酒田工業を中心にしたメンバーのホームチームと対戦
リョウ先輩のゴールで勝ったゲンのいいグランド 酒田市の光が丘のいろんな施設の中にある巨大な高校 隣が土俵になっていて、前に来た時も、この日も『わんぱく相撲大会』でちびっ子たちが裸で「はっけよい残った」をやっていた 試合は多くのギャラリーの中で開始された
この試合は応援団のフミキ 相手は昨年の初戦と同じ鶴岡南高等学校 その試合、清野総監督は外せない用事のため応援することが出来ず、カメラマンも葬儀のため見れなくて 現在の2年生団長フミキに撮影を頼んだのでした
昨年の主力はモンテ庄内出身の2年生三人で、なかなか強く、十分実力で1対2で敗戦したのでした その彼らが3年となっているのだから、今年もかなり強そう 絶対に無理だと思われていたリョウタが復帰しているのが、山東にとってなんともうれしい フリーキックを与えて、いいキックをされたが、たしかバーの上で助かった
こんなサブロウがかっこよく写ったピンチ場面もあり
かなり降雨がなかったが、昨晩、山形も庄内も雨が降った クレーグランドは砂埃が激しく、鮮明な写真撮れないのだが、降雨のため割りにいいコンディションだ 過去に鶴岡南の歴史として、大川周明、石原莞爾、服部卓四郎らの名前をあげたことがあります
どっちかいうと、負の遺産のような大先輩が多いイメージで表現しましたが この間亡くなった船戸与一さんの『満州国演義』を読んで、負の遺産ではなく、善の遺産と呼べる軍人もいたことを発見しました 1944年の悪名高いインパール作戦で師団長として参加していた、佐藤幸徳という人です このとき、上司の司令官は、盧溝橋事件を起こしたとも言われる、牟田口廉也中将
インパール作戦とは、1944年3月に日本陸軍により開始され、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことであり 補給線を軽視した杜撰(ずさん)な作戦により、多くの犠牲(戦死者26,000人)を出して歴史的敗北を喫し、無謀な作戦の代名詞とされる 佐藤さんは、牟田口ら首脳部が「食料はないが、大和魂で死ぬまで戦え」と命令しているのに対して、 「これ以上、戦死者、戦病者、餓死者を増やすのは、まったく無駄なことだ。命令無視、退却、退却」と、当時では到底考えられない行動をとった
これは日本陸軍初の抗命事件である。もとより佐藤は死刑を覚悟しており、軍法会議で牟田口らの作戦指導を糾弾するつもりであったらしい 日本陸軍は佐藤を病気ということにして、インパール作戦という臭いものに蓋をしたので、軍法会議にもかけられず、その処理はうやむや 近年、この抗命撤退により多くの兵士たちの生命が救われることになったことが、再評価されるようになってきた などと、他校の先輩のエピソードで紙面つぶしするのはカメラマンの得意技でありました
とにかく、数多くの軍人の中で、暖かさを感じる数少ない方というイメージを持ちました
タイチとカツミが中心になって、鶴南ボールの前で混戦を作る
ファインダー見ているので、なにがどうなっているのかわからないけど カツミがシュートしたんだか 鶴南バイタルに赤の壁を作っておいて、クリアが前にいかないようにしておいたら こんな都合のいい場所にボールは転がり
スズキが決めた!!ゴール!ゴール!ゴール!! どうなって入ったのか、誰が入れたのかもよくわからなかった マロン先輩の父に聞いたら、母が教えてくれた
リョウタ、ドリブルで左の方に切れ込む リョウタ、ドリブルで左の方に切れ込む
鶴南GKの右に2,3人の壁があったが、その壁の足元のわずかな間隙を通したのか それとも曲がるボールを蹴ったのか とにかくリョウタへのどんぴしゃクロスになって、確実に追加点ゲット ゴール!ゴール!ゴール!!2点差なんて、ほとんど予測してなかった!!
試合開始の時、ベンチにカズマもコウヘイもいるので「ってことは誰がグランドにいるんだ?」
「タイセイです」
軽いが渋い・・・ダージリンのようなプレー
カイトの右サイドバックは城北戦で検証済み
試合開始前、先生が「ハーフタイムの時、フミキが下駄踊り披露します」って教えてくれたので、駆けつける
「やる場所が狭すぎるので、今回は中止にしました」フミキ 下駄でグランドに穴をあけちゃうのを心配したのか中止・・・小真木原の競技場ではどうなんでしょうか? 後は、この状態をいかに長く続けられるか、1点返されると危険だ・・・など考えていると 左からリョウタの猛烈ドリブル
ボールの落ちるところを 強烈シュート このようにポストの内側直撃「カ〜ン!!」
跳ね返ったのを、誰かが入れるのは、今までも数回はあったが・・・入らないほうが多いので
「あ〜、もったいない」・・・と思っていると、そのボールに最初に触ったのはキャプテン、タイチ がんばって詰めていれば、こういうことにもめぐり合える 棚から牡丹餅、開いた口へ団子、鰯網で鯨捕る、海老で鯛を釣るはちょっとニュアンスがちがうか
3点も取ってしまった。ゴール!ゴール!ゴール!!
さらに、多分、その後のキックオフリターンじゃあないかと思われますが、今度は中央をドリブル 鶴南バック、肩を押さえているように見えますが、ペナルティエリアでは危険 レフリーの笛が鳴ってしまった 鶴南にとっては、かなり辛いPK
鶴南GK、予測か、反応してのセービングか? 安心感のあるPK
信じられない4点目!ゴール!ゴール!ゴール!! ここまで後半開始5分間くらいの出来事
この時は、この後10分くらいで始まる地獄絵図を誰が想像できたろうか
タツルンパンマン登場
後半開始後10〜15分後、両校になにがあった? ここまでの優勢チーム、劣勢チームの立場が180度逆転 山東ゴール前で、鶴南攻撃陣のダイレクトパスがビシバシ通り始め、いつ失点してもおかしくない状況
その猛反撃からの失点は、2点とも肉眼でじっくり眺めてしまい、撮影せず 1失点目は足で、2失点目はヘディングで決められたような・・・ 4点取られても、絶対諦めない鶴岡南高 ここらで、1点取れば・・・っていう攻撃が出た
右に写っているのは鶴南GKの手。右に外してしまった 多分、この時点で2失点してると思われるの アカガワ先輩心配そうな表情、ヨウティ先輩は「2点差に追い上げられる!!」とかtwitterで送信中 リンちゃん、シュウタロウ、チカマネ、アカガワさん、ヨウティ、カツトら、今年3月卒業の先輩らが応援している
そうだ、とにかくキープキープ カイドキック、いやサイドキック さあここで問題です。アカガワさんの向かって左は誰でしょうか? 多分、この時点で2失点してると思われるの
ステファン・カリーのようなドリブル
ステファン・カリーを知ってるなんて、けっこう通でしょう
リョウタへの激しいチャージに山東陣営ギャラリー吼える
ずーっと、いつ4対3になっても、おかしくないような試合展開が続いている
鶴南のシュートが、幸運にもサブロウ正面 ちょっとでも不幸運だったら、すぐに4対3
自分がアンパンマンになっただけじゃ物足りないタツル、鶴南9番を血祭りにする 血祭りでも、港祭りでも、ワイン祭りでもいいから、早く終わってくれ〜っ!!
いつまで続く、この泥濘(ぬかるみ)ぞ
鶴南の超ビッグチャンスでの反っ失敗場面・・・悔しかり方が半端ない
誰かからカズマへナイスパスが送られた 試合終了後、先生から怒られていたが、この時点でトラップ失敗して
鶴南キーパーへのパスにしちゃった模様 「あそこで入れとけば、試合展開からして、かなりのヒーローだったのに」と、先生 最後のヒヤヒヤシーン
幸運にも勝つことが出来た・・・って感じか 「ちょっとヒヤヒヤさせられたけど、よく勝った!!」・・・ということで高校総体初戦勝利は3年ぶり・・・おめでとう!!
高校総体初戦、鶴南戦レポート完