2017 山形県高校総体準々決勝 vs 日大山形高等学校


2017/06/02(金) 13:30〜 (県サッカー場) 

山形東 0-1(前半 0-0 後半 0-1 ) 日大山形

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この日早朝、大雨で芝は濡れている。気温は寒いくらい ハレルの名前どおり、自らテルテル坊主になって、試合開始時の雨を止めた山東GKワタナベ 各学年の先輩たち。シャモジ先輩、ヨウタ先輩、ザッコ釣りマサヒロ先輩 さあグランドは、絶好のコンディションで山東サッカー部を待ち受けている
前試合の最後の防戦一方で、どうしたらいいかなどを考えすぎて 緊張してガチガチかなとも思っていたが、そうでもなく、適度の緊張とリラックス 気温が低いので、両チーム暖色のユニフォームで、途中会ったK村先生「なんとなく見づらい」 日大の偵察隊、鶴岡東の一回戦から、ずっとビデオ撮影していて、勝利への準備もとどこおりない
「あの○、ドリブルの前に〜〜ってやる癖があるので、ちょっと□□をやれば、防げる」
など、まな板の上でめっためったに切り刻まれて分析されているに違いない山形東 案外、それをフェイクにして、なんにもせずに、単にプレッシャーをかけているのかもしれないし 高校サッカーも政界と同じく虚々実々のかけひきの場所になっている
開始早々、日大の攻勢。全員で守るという意識が共有されているようだ 濡れた芝のせいで、ボールが滑って、過去のスッポンスッパイが頭によぎってるだろうGKワタナベ 攻撃陣の中では、案外地味っぽいので、あまり研究されていなくて、この試合のキーマンになるはずのコンタ この二人など、動きが派手なので研究対象
スッパイは成功のもとと、滑らせたら、どっち方向にボールをやるかなども考えている カンタが「ウッ!!」とジャンピングヘッド、口を空けたまま、着地して、ウッ!カンタ・・・ベロを ヒールトラップをやろうとしているように見えるが、ちがうでしょう いつも、ほとんど相手のゴールのほうで撮影するが、この試合、後ろの方を割りに長い時間撮影
スライディングはベジ? タイセイ、後ろ向きの体勢でディフェンス カンタの高いジャンプ
味方の座布団の上に着地 とにかく、ワタナベGKをみんなでカバーしている場面
この時どうなっているか、分かっていないと思われるハレルGK かっこいい押しつぶし背中のりヘディングをされて、ファールもらった?場面
ブレているが、躍動している GKワタナベ、ナイスハイボールキャッチと思ったが やっぱり、ボールが滑ったようで、悪いことにゴールに近い方にこぼしてしまった そうすると、カウンター一発、オクヤマが左サイドを、突進
そこからパスを受けたマムシのキクタロウ、中央に走りながらのドリブルシュート 山東応援席、この試合初めてと言っていい悲鳴と大歓声 日大ゴールのファーを狙ったシュートが、惜しくも外に外れたが、劣勢の中の反撃に応援席からは大きな拍手
「危ない危ない、油断している隙に、得点シーン撮り逃がすとこだった」
前試合もそうだったが、サッカーはいつ得点してしまうかまったく予測がつかないので いい得点写真撮るには、ずっと、相手ゴールの近くで狙っていなければいけない それで、日大ゴールの方に移動すると、やっぱりハレルのピンチになっている
迫力のある格闘技体型のオクヤマから向かってこられると、ビビるかも 日大の応援団の赤、横断幕のピンク、双方のユニフォームとダブりダブりで、この試合が真夏日だったら、熱中症で倒れる選手やギャラリー、続出していたかも
あまりにも暑苦しい背景が、緑の垣根になると、さわやかだし、花もきれいだ
この試合、足がボールと芝を堅実にとらえていると頼もしく見ることが出来たベジータ ベジータの後ろに孫悟空って感じの絵
ハイボール、ナイスキャッチ でもなく滑ってスルッ、カンタ「アッ!!」ファールもらったんだっけかな うしろの補助員が傘をさしているので、けっこう小雨降っている GK滑って大変だろうが、がんばれハレル!!
このチームの三年生、ハシバ以外『男は黙ってサッポロビール』が多かった キャプテン、副キャプテンは、まじめ一直線で無口、特にヒロの声など、どんなのかわからない だけど、山東祭実行委員長なのだから、選挙の時の演説やら多数派工作などで、校内では案外やかましい存在なのかも
押されていたが、良く守り無失点、回数は少ないが決定機もあり、がんばった前半が終了
休憩時、マサヒロ先生がセイノ親分の脇に座っていて「カツミ先輩のオヤジ(W前顧問)の時の決勝戦、押されに押されて、カウンター一発で薄氷の勝利をしたが、あの時と似た雰囲気だ」 カメラマンもなんとなく、そんな雰囲気を感じていた 顧問代理で、試合ばかりでなく練習でも指導的立場にいたハシバは、とにかく勝ちたい ずっとチームの真ん中にいたカイトも、それ以上に勝ちたい
まず、前線でのヘディング勝利は難しいが、それがウイークポイントになるほどではない アダチも、知っている限り、かなりおとなしい選手だが、前試合のように突然、得点したりするので期待大
試合後「ものすごく惜しい試合だった!!残念無念!」と、某スタッフがおっしゃっていた
カメラマンなどは単純にポゼッションとシュート数くらいしか、優劣の判断基準にならないのだが、感性に秀でるスタッフのことだから、見ているところがちがっていて、真相に迫っているものと思える 「絶対的な得点チャンスが3回くらいあって、K選手が決めていたら、勝っていた」とおっしゃる カメラマンは、どれがその場面なのか、よく分かってはいないが、振り返れば、ここらの写真群くらいしか思い当たらない
日大ゴール付近で、ベジータがショートパスを出し 左からコンタが、シュートした シュートというよりシュータリングででもなく、結果的に誰かの突進を狙ったクロスになったが、誰かがいなかった
その後も、ボールをつないで猛攻してコンタのシュート、この写真がスタッフの言う一番惜しいチャンスだったと考えられる
そのスタッフのように試合を見ることが出来たら、山東サッカー観戦は、もっと楽しく、意味深いものになると感じた
いくら、攻められても「絶対に失点しない」と、信じていれば、その時間は消化時間になるし
守っていても、相手の隙を見逃さない鋭い視線と攻撃の本能を感じ取れば、それは優っていることになる
話が哲学的、情緒的になりそうなので是正、是正
とにかく、このあたりで、もし点数入れることが出来ていタラ、試合は大きくちがっていただろう オクヤマのノッシノッシ高安ドリブル、多分かなり研究されていたようで、あまり発揮できていない
アダチが滑って 奪われたようだ
カイトトベジが二人がかりでパスをおさめようとするが
日大バックが真ん中へ割り込んでクリア 勝利を信じて見守る応援席
前半のチャンスにちょっとヒヤッとした日大陣営、キクカワのドリブルコースをコントロールしているようだ 前線が押さえられている時、練習では、このリキが中へ切れ込むドリブルシュートを決めたりしていて 何回かその形を狙ったが、このように厳しいマークにあって、シュートまでいけない カイトの左からのコーナーキックが、大きくゴールラインを出てしまった。筋トレの成果がつき過ぎて、ちょっと蹴れば一昔前の1.5倍くらいは飛んでしまう
それも、何回かやれば是正できたはずだが、ほとんどコーナーキック、ゲット出来なかった
日大から左を走られて、低い弾道のライナークロスを蹴られてしまった。ワタナベGKのパンチングの手前で日大11番もしくは9番に、すばらしいヘディングシュートを撃たれた
「やっと、入れたか」と、日大、「どうとう、やられたか」という感じ、赤3番スガワラ
試合3/4の時点での1点ビハインド。当然、人によって思いはさまざま 「2点差になったら、どうしようもない」必死こいてカンタとハレルが守っている
この何試合か、後半の後半にしどろもどろになってしまうのが課題で リードしていても、最後の最後で入れられたりしていて この試合も、日大の追加点を狙う猛攻に耐え切れるかということが 心配されたが、この試合は違った
やはり、体力の問題ではなくて、気の持ち方だったんだ 前試合からまだ一週間たっていないが、先生の指導や、ミーティングで、どうやったらいいのか、なんらかの結論を出して実践したものと思える テクニシャンのヤマモトが出場 キクカワが傷めて、アオキ交代出場
アオキもいろんなポジションに対応可能なポリバケツじゃなくてポリバレント 右をドリブルして中にクロス
リキのジャンプは、いつもなかなかかっこ良くて、いい被写体になる 三年生学年はバックス学年で、前線をやってきたのはネイマールだけ
その他は、ミッドフィルダーのイシハラ以下、ほとんどの選手がボランチやバックをやっていた
GKハレルもアオキと河北中コンビでフルバック候補だった そういったメンバーに、前線が多い二年生が加わって、かなりおもしろいチームが出来上がった
今年の新入生は、小柄な選手が多く、チームが若返ると、さらに『ちびっこ軍団』になる感じで、さらにおもしろくなる ちっちゃいチームが大きいチームをきりきりまいさせる試合は、おもしろくて楽しい
敵味方転がり合ってなにをやっているのか かなめのカンタの守備
筋力ありすぎカイト、風上だったので、もっとロングシュート狙えば良かったか テクニシャンのヤマモトが右に行ったり左に行ったりして、縦にドリブルしている
ゴールを背にして、なんとか反転しシュートを狙っているイシハラ 大柄な日大バックの中で、ヨレヨレになりながら、あっちに行ったり、こっちに来たり ユニホームを引っ張られ、肩を出して、女形にしなりがらがんばっている
アオキ、インサイドでいいクロスを蹴った
河北町ヘッド炸裂 アオキ、右サイドでドリブルして、中央にクロスを蹴ろうとした 滑ってスッテンコロリン「ヤバイ!!撮られる!」割り切れない表情を残した
体勢を立て直して、再出発 時間がないので、ロングボールで一発狙いのアダチ こっちはPKもらいを狙うか?
「時間がない!!困った困った!時間よとまれ!!」どうしようもない焦燥 終わってしまった。ん〜ん、しょうがないんだな〜ぁ・・・ 劣勢だったが、気持ち的に、また結果的に、この6〜7年で、日大山形に一番近づいた試合ではあった 日大山形サッカー部のみなさん、ありがとうございました。日大山形戦レポート了