ダットさん 2004/04/18
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『とにかく』のゆらいばなし 「兎みたいに、可愛い顔しておって、足も早いが、どうも何一つ武器を持っていないのは可哀そうだ。あれさ角つけてみたらどうだ」 ということになったと。それで大きな角をつけてみた。 「こうなりゃちょっとした戦にもまけるざあねえべ。青しし、熊、猿なんて屁とも思わねえ」 ところが、藪を漕ぐことができなくなったばかりでなく、川に入ったら沈んでしまったと。 「やっばり、兎に角つけるちゅうのは、どうもうまく行かない」 というもんで、それから「兎に角」ということはがおこったそうな。
ほとに