丸池様・牛渡川


2010/07/18

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遊佐、吹浦関連のサイトに数多く登場するのが丸池様と牛渡川 『箕輪(みのわ)鮭漁業生産組合』なる大掛かりな構築物があるのでなんとなく入りづらいものがあります 最初の写真の案内図を見ていると「どちらから?」って後ろから声がかかりました。振り向くと日焼けしたおにいさんです 孵化場のすぐ後ろにあるらしい丸池様へコンクリー施設の上を歩いて向かいます
そこにはエメラルドの伝説の池が静かに眠っていました 水が腐りかけてこういった色になっている沼や池があるのですが、ここは違います 鳥海山大物忌(おおものいみ)神社の管轄になっています。そして、この神社は吹浦の近所にあるのです
遠くから来ている人は『丸池様』より『牛渡川』の見物に力を入れているようで、みんな川の上流のほうへ歩いています
平成18年に秋篠宮様を招いて「湧水保全フォーラムinゆざ:ざわめく自然をめぐって」というイベントが開催され 池脇の祠、神社の方なのか孵化場の方なのかゴミ払いをやっていました その向かいに『丸池神社』です 牛渡川の由来は『馬は渡れないけど牛は渡れる川』だそうでして、腹快調得意の『うまかった、べこまけた』の反対言葉になっています
黒い大きいカラスアゲハが一匹ユ〜ラユ〜ラと飛行 鮭の孵化場の組合員は付近の集落の方々で15名くらいで運営しているそうです 深さ3.5mの底がくっきりと見えるのです 「あっちまで歩けば花が咲いてかも、だけど三日前かなりの豪雨でながされちゃったかな」
鳥海山が見え、左の森のずっとあっちが牛渡川の源流になります 二匹だけ残っているのは自家用かと思い「酒(鮭)のつまみですね、いいですね」などとわけのわからない会話 「煙で燻製にはしてません。これくらい固いと鳥も食えないんです。鳥は鮭の稚魚を食いますねえ」
左側は洗堤防止の雑木です
左側から湧水が出ています これはこれで象潟の『元滝伏流水』みたいな湧水とは違っていい風景になっています こんな小さい川に鮭がバンバン遡上してくる光景は圧巻でしょうね みなさん湧水と梅花藻が目当てのようで上流に歩いていきます