2010/07/24

庭の石に菌類のようなものが付いている、気付いたのは昨年とかのごく最近。前日女房がいっぱい引き抜いたらしいのだが、これは取りもらしらしい。そして、これはどうやら蜘蛛ということみたいなのだ。以前は「変なカビみたいなヤツだな」って何本か抜いては捨てていたのですが、今日は引き抜いてその袋状の繊維質を引き裂いてみました。長さは地上と地下でほぼ同じくらいです。
 


その時は「ほんとに蜘蛛がいるのかい」って感じで、まだなんかキノコの一種と思っていましたが下の方から黒光りする足が見えたときはギョッとしました。それも雄雌の二匹がいるじゃあありませんか。こういう状態になっても袋から出たがりません。太陽光がまぶし過ぎているのかもしれません


腹の大きい方がなんとなく雌なのでしょうか?生涯でこの蜘蛛見たのは初めてであります。
さっそくネット検索です。『土蜘蛛』で検索しらた『天皇に恭順しなかった古代の土豪の名前。 日本に伝わる巨大なクモの妖怪』との意味で実在するクモの名前ではないようです。『土の中 蜘蛛』とかで画像検索しらた『地蜘蛛』という名前でコヤツがいっぱい出てきました。


こっちが雄なのでしょうけどビガビガと黒光りして頭が大きくて蜘蛛というよりカブト虫のようです。なんかすばらしいものを発見してしまったような喜びが沸いてきました。


『鋏角に物体が触れると、条件反射でこれに噛み付くという習性がある。たとえ自身の体であっても例外ではなく、強制的に鋏角を腹部の方に曲げてやると、自分の腹を顎で切り裂いてしまう。ここから「サムライグモ」「ハラキリグモ」などと呼ばれることもある。』など恐ろしげなこともおこなうヤツらしい。寿命は長いもので10年にもなるとのこと
上の横になっているのが地中の巣で当然ながら土にまみれています


ほうっておいたら雄のほうはなんとしても巣の中に入りたいようで潜りこんでいきます。雌のほうは「煮て食うなり焼いて食うなり、かってにおし!」って開き直ってあまり動きません・・・こんな気持ち悪いのだれが食うかってなとこですが・・・


大きさは2cmといったとこで家にいる蜘蛛としては大きい方です
『飼育対象の蜘蛛としてポピュラーである。また子供などが遊びで前述の腹切り行動をさせることがある』とも書いてありますが『ヘェ〜飼育する人いるんだ〜』って感じですし、腹切りさせて遊ぶ子供なんてまったく聞いたことがありませんでした 。会長や腹快調ならやってそうなので今度聞いてみようっと


目の休憩で『地蜘蛛』の発見の章は終了