寒河江川二の堰サイフォン

  

その答えは『国営かんがい排水事業「寒河江川下流地区」基礎資料(案)』に書いてあった。寒河江の農業用水『二ノ堰』と河北の『大堰』は、ずっとどっちが先 に(上流で)取水するかで揉めていたが、昭和9年、寒河江川の大洪水により大堰、二ノ堰が被害をこうむり、取水不能に近いまでの損傷を受けた。それで、県営用水改良事業により、合同頭首工として整備することとなり、昭和10年に事業着手し、昭和12年3月に完成し「昭和堰頭首工」と命名された。 それまでは、右岸、二ノ堰、佐岸、大堰という取水口だったようだ。