寒河江戦役(桑名藩の戊辰戦争)

  


 臥龍橋の歴史の始まりは江戸初期の一六二二(元和八)年。白岩領主酒井長門守が今より二百メートルほど上流の赭熊渕(しゃぐまぶち)という所に架橋し、幾度となく流出と架橋を繰り返し、一八二七(文政十)年に現在地に橋が架けられた。橋脚が流出の要因となるので、橋脚のない刎(はね)橋という様式だった。それは水流が激しい場所や深い谷に橋を架ける技術で、江戸時代の土木技術の集大成とされる。

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