山形市薬師町 陣没軍馬慰霊塔(小磯國昭書)


2025/07/20

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山形市、護国神社の北端、山形市球技場の南端に、石造りの多面錘(六角柱)の塔が建っております。 私の自宅が緑町二丁目なので、護国神社、お薬師様は、小学生のころから、何回行ったかわからないほど訪問しています。 「なんか古い厳かな塔が建ってるな」くらいのことは感じながらその前を歩いていた気はしますが、なんなのかなどの疑問はいっさいなく漠然と見ていました 銘板に「陣没軍馬慰霊塔」の題字と「小磯国昭書」の文字、その下に馬のレリーフがあり、すばらしい芸術作品のようです
各面下方の馬のレリーフと同じ場所には、材質の異なる石の銘板が貼り付けられていて、文字のよな物が彫られていたような痕跡を感じます この場所の隣接する北側には山形市球技場があり、改修される前は山形市陸上競技場でした。 その前は、戦時中は、馬の訓練所の馬場だったことを、聞いた覚えがありますが、今改めて、いろいろ検索しても、そのことについて書いてあるサイトは発見できません。 この塔と「陣没軍馬慰霊塔」の題字、馬のレリーフ、競馬場と陸上競技場の形状の類似性から、誰かが想像して話したものかも・・・
そもそもこの「陣没軍馬慰霊塔」についてのサイトも、2つ3つしかなく、ちょっと調査したと思えるものは1つしかありません 私は、この 銘板みたいな物には、軍馬の名前や調教師、兵士らの名前が彫られていて、戦後、その名前から連合国の戦犯検挙に使用さえないように、さらに削ってそぎ落としたのではないかと推測します 小磯国昭さんの名前は「A級戦犯なんだから、あってもなくても大差ないだろう」ってことで、あえて残したのかも・・・
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