大坊清水(ダイボウスズ)


2022/08/11(木山)

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山形市土坂の『阿弥陀清水』を知ったので、他にもないかと探したらこれを見つけました。 どのサイトにも以下の内容くらいしか書かれてはいない
<<・・・場所は山形市蔵王上野
泉の上手に水神様の石碑が建てられ、地域の人たちにより管理されている。 春には水神祭りが行われる。
昔は、この水で「水ごはん」を作ったり、青菜の洗い場や井戸端会議の場として使った。 昔は、この水で「水ごはん」を作ったり、青菜の洗い場や井戸端会議の場として使った。・・・>> 場所は棚田で有名な蔵王山田から南下して蔵王温泉へ上がる道路と交差するちょっと手前の林の中にあり、案内もなにもなく ガードレール越しに林の中を覗くと竹製の柵で囲まれた湧水があり、水面下から水が沸いているのを確認できます。
蔵王上野のもうちょっと上は江戸時代、蔵王堀田と言い、幕府から佐倉藩堀田家に飛地として預けられた山形藩じゃない土地でした。 したがって、堀田家の家来たちは、山形藩の人たちに内緒で、このすばらしい水場を、隠しに隠していました。 などというのは、まったくの想像ですが、想像も長く語り継がれれば歴史になる・・・などということも狙い目だったりして・・・ とにかく、現在も人目をしのびたいのか、WebやGoogleMap に載ってなければ、まず、発見するのは不可能だと思えます。
カーブの多いそう太くはない道路で、駐車スペースもないので、路上駐車になりますが、そこまでして、見に行く人も、そう多くはなさそうです。 ここより北の西蔵王の放牧場には平安から鎌倉時代『三百坊』という三百もの寺院があり、修行僧の鍛錬の場所だったそうな・・・その『坊』の字が付けられているのもなにか、いわくありげだ 『三百坊』について書いてある『みちのくの西行』『出羽の西行』の二冊の目次を読み飛ばしてみたが、この湧水については項目無し・・・ 郷土史『滝山の歴史』などに、何か書いてあるかもしれない・・・