山形市 羽龍沼出壷


2022/09/18(日)

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西蔵王のメインストリートを運転すると『ロッキーの森』の案内板を目にします。なんで、龍山にシルベスター・スタローンが関係してるんだと思いながら通っていました この日、この場所で、あるマウンテンバイカーの方と会って、その秘密が氷解しました。労金、労働金庫のマスコットキャラクターの青い鳥なのです。ここら一帯、労金が、どういうわけか整備してくれているのだそうです 羽竜沼から山形市の野草園への登山道の中ほどに、出壷という神秘的な湧水があるということは、見聞きして、知っていましたが、たかが湧水、さほどエクサイチングなものでもないので、手付かずでした 車の向こうが羽龍沼で、車の向こう側から右にずっと対岸まで歩くと、請雨塔と普潤碑が立っているのだそうです
わりに急な坂道を、帰りが大変そうだと思いながら、下っていきますが、どうしても熊の恐怖はあり「やっほ〜!」とか「あっほ〜!」とか、声を出しながら歩きます 狭い登山道を下ること15分くらいで、広場のようになっている場所があり、「む、むっ、匂うな!」 岩田和尚(ここで2016年にお参りツアーを行っている知合い)のHPに載っている場所のような雰囲気がします
この時は左の白い標識の木が見えていません
湧水の音も、それが沢になって流れる音も、木立の風にそよぐ音のため聞こえませんが、なんとなく水の匂いがします
大きい杉の木の根元を覗き込むと「あったー!でつぼだ〜!!」水が湧き出ているではありませんか 杉の大木の根元に池が出来ていて、下の砂から水が湧いています。浸み込んだ水なのか、上の木の端からも水が落ちています。 その杉の大木を広場の方から見直すと、さっきは見えなかった『出つぼ』の看板。岩田さんのHPではちゃんと横になっていたので、6年の間に右側の止めが外れたようです
『出つぼ』の5mくらい山側に水神様の石祠がありました。 湧水の水紋は、なかなかに趣があります 杉の根っこが発端になって、ここから沢が発生しているのです おっさんの行った証拠写真
ピッケル杖で大きさを分かりやすくしたりします 30年くらい使ってるかな? 広場の中央に、どんど焼き?の残骸・・・こんな山奥にそぐわない
杉の根っこではなく、普通の地面から出ている湧水ポイントも、近くにありました 実際は水が光ったりして、湧水が分かるのですが、写真ではいまいち この湧水も沢になり、藪の中に流れて行き、もう少し先で『出つぼ』からの沢と合流します
蔵王成沢字羽竜山国有林 山形県の湧水 【 村山地域 】 平成27年11月 山形県調べ  から引用

羽龍沼出壺 はりゅうぬまでつぼ 神尾
○野草園南側から羽龍沼に向かう登山道の途中にある。
○大きな杉の木の根元から砂を巻き上げながら水が湧いている。
○羽龍沼と出壺の水は、かつての飯田村が管理した溜井で、湖畔に建つ請雨塔と普潤碑は当時の水不足の恐怖を物語っている。
『出つぼ』レポート了
 『出つぼ』の動画