鮭の遡上・おばけかぼちゃ


2023/11/05(土)

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2022年、県立中央病院の脇の高瀬川で遡上鮭はぜんぜん見れませんでした。それで、下流の馬見ヶ崎川を視察に行ったら、川を広く浅くする工事が行われていました。 長町橋から下流を見ると、多くの重機が河川工事をやってます。これでは馬見ヶ崎川、高瀬川に遡上するわけがありません。この工事は現在七浦の右京橋付近でやっており、2023年も鮭の遡上は無理のようです。 それなら、立谷川はどうだと自転車道で免許センターの南側の遡上観察所に来てみました。藪の刈払いはされていますが、普通の靴であっちの魚道水路まで行く気にはなれなくて、写真だけでパス 10人くらいの方が観察ポイントまで行ってくれていたら、獣道が出来て行けたかも知れませんが、鮭の観察と自転車では関連性が薄くて、多分みなさん素通りだと思われます。
蛇足ですが、もうちょっと上流の自転車道路の中央に結構大きい糞があり「もしかして熊糞!?」かとも思いましたが、天下の免許センターの近くにいるはずはないと、撮影しませんでした。 しかし、この川の源流は奥山寺の山奥なので、川沿いにここまで来ようとしたら可能かもしれません。 そして、自転車道を寒河江方面に進み、雨が落ちてきたので灰塚橋を左折して、馬見ヶ崎川方面へ向かったところ 明治地区コミニュティセンターの前に『おばけかぼちゃ』のオブジェが並んでいるではありませんか ちょうどコミセンの職員にしてはベテランのこのへんの町内会長さんのようなお父さんがいたので「立谷川への今年の鮭の遡上は見れましたか?」と聞くと、「(よくぞ聞いてくれました)1匹だけ10月26日に上っていきました。それ以外はまったく見てません。馬見ヶ崎川はゼロです」との即答 カメラマンが「馬見ヶ崎川は河川工事で広く浅くしてるからですかね?」と聞くと「いや、広く浅くても中央部を深くした溝を造っているので大丈夫のはずです。エルニーニョの影響で知床にも鮭は来ないんだから、この辺にも、ほんのわずかしか戻ってこないんだと思いますヨ」
堰堤に造っていることは知ってましたが、広く浅い場所にも魚道を建設しているとは知りませんでした。それで昨年撮った橋の上から撮影した川の写真を良く見てみましたが、魚道らしきものはありませんでした 工事直後もしくは工事中だったので、その後、工事をして造ったのかもしれません。自転車道の観察所の話になり「あそこ私が刈払いして魚道の水路まで行けるようにしたんだ」とおっしゃるので「藪がすごくて、普通の靴ではきびしいですよ」と言ったら 「ほれ、この人みたいにゴムの胴長ズボンや長靴で行けば、大丈夫!!」さすが町内会長様、鮭にもかぼちゃにも精通しておりました