山形市徘徊



 吉祥院は、寺伝によると、聖武天皇の天平9年(737)に、僧行基によって、創建されたと伝え、本堂の千手堂は、「出羽一仏千手堂」と称されたという。延文元年(1356)斯波兼頼が千手堂を再建し、天文12年(1543)に最上義守が再建修復し、以後元禄9年(1696)、文政11年(1828)に修理が施されたという。 
 本尊の千手観音立像は、平安時代中期の作で、欅の一木造りで、像高182cmあり、国の重要文化財に指定されている。また他の一木造りの仏像群も、藤原時代のもので、県・市の有形文化財に指定されている。 
 この千手堂の建物は、3間3面の宝形造りで、室町末期のものであり、市の有形文化財に指定されているが、最上三十三観音の第3番札所としても有名で、昭和46年に大修理が行われた。

以上山形市観光協会のHPから引用