ニッ筒堰分水閘・三ッ筒堰分水閘

  


山形市大曽根コミニュティセンターの『たより』の『歴史マップ』を、見ていたら『ニッ筒堰分水閘』『三ッ筒堰分水閘』という『円筒(形)分水工』ファンにとっては、気になる名称のものを発見しました。
 

『閘』の一文字ではコトバンクで、その字を使用した文章しか載っていなくて、意味不明です。
『閘門』は、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置
『陸閘』は、河川等の堤防を通常時は生活のため通行出来るよう途切れさせてあり、増水時にはそれをゲート等により塞いで暫定的に堤防の役割を果たす目的で設置された施設
『水閘』は、 灌漑などで、水の流れを調節するために設けた水門
とWikiに書いてあります。『分水閘』は、記載なしでした。『円筒(形)分水工』の『工』の字はもともと『閘』の字が変化したものかなどとも思いましたが、それも記載なしです。
 



『ニッ筒堰分水閘』『三ッ筒堰分水閘』などで検索してもヒットするのは大曽根コミセンだよりだけです。上画面の説明を書きます

ニッ筒堰分水閘より沢江堰(後明沢)に分水流下する水を沢口揚口から揚水して隧道を通って常明寺前地内で三分水する。
これが三ッ筒堰分水閘である。即ち若木堰・古館堰・反田堰の三堰の分水閘である。
この分水閘は、昭和47年よりの県営圃場整備事業により姿を消し、現在は途中までの堰跡が残っている。

現場に来てみて地図の場所になんかありました。『三ッ筒堰分水閘』なんだと思います。
 

IMG_5685.jpg