米沢市 農村文化研究所(置賜民俗資料館)
その頃、わが里は幕末か明治初年頃の文化の程度に眠っていた。機械と呼べるものは、柱時計ぐらいしかなかった。それで見るもの聞くものが、すべて珍しかったが、わけても汽車と自転車と電燈の三つが、私を驚愕させた文明の代表であった。