2001/02/18
『ダビデの星』松田十刻 徳間書店
2001/02
平民宰相として名高い原敬は宰相になる10年前くらいに180日の世界一周旅行をしており、その実際の旅行記を柱にしたフィクションでした。
小説の最初のほうは旅行の様子が平坦に書かれていき、こりゃ失敗したかなと思って読み続けたところ、中ころから十字軍の話が登場しそのあたりからにわかにおもしろくなりました。ユダヤ人の歴史、キリスト教の歴史、ヨハネ騎士団、マルタ騎士団などいろいろ出てきます。原敬はキリスト教徒で洗礼名が『ダビデの星』だったのでそうです。
キリスト教の秘密結社は現代社会に対して、かなりの影響を与えているとは思っております。ロシアのラスプーチンもヒットラーもある騎士団の子孫の秘密結社の意図で動いていたのでそうです。実際そう思えば思えるので歴史はおもしろい・・・・・・
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