2000/09
『カムナビ』梅原克文 角川書店
最初本屋で見たときは邪馬台国関連だし、てっきり梅原龍三郎の書いた本とばかり思っていました。
その後もSFだし読む気にはならなかったのですが、ある書評で「おもしろい」というのを目にし、たまたまその時何も買いたい本がなかったので大枚を払って買ってしまいました。
邪馬台国は九州から大和に東征し栄えていたがその豪族の中から大和朝廷が発生したという物語であります。その時に前の歴史を消し去る焚書が行われたが日本書紀・古事記より古い歴史書が旧祇として残っているとかなんとか・・・・
そんなことを書いて日の丸(右)からクレーム出ないのかなどとも思いましたが、そんなことを言ったらすべての考古学者、文化人類学者は何も言えなくなってしまうので大丈夫なのでしょう。
また邪馬台国・大和朝廷は弥生人で、縄文人の子孫は蝦夷・アイヌであるとも書かれてあります。
SFなのですがそのへんの歴史が好きな人はおもしろく読むことが出来ます。
拙者が33歳のころエポエースの講習会で東京の松下電器に行った時、松下の関連会社でたしか名古屋あたりの人で梅原龍三郎の甥っ子だという梅原さんと一緒になりました。克文氏もSEあがりで名古屋の人らしいのでひょっとしたらその人かなと思っています。
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