山形そば黄門漫遊記94
あ〜ぁ・・・んまいごどんまいごど(美味しいこと美味しいこと)!!なして?
ご隠居から久々のお誘いがありました。なんと三津屋で内輪の会があるんだそうで、お店の人やそばを作っている人、日頃お店を支えている人がお客様なんだそうです。
そんな会に黄門様がたまたまお呼ばれとなり、お側(お蕎麦)にお仕えする者達もお供が許されました。ご馳走やお酒をいただきながらていろんなお話を聞かせてもらいました。 先代が近年亡くなられて、今は息子さんが跡を継がれてます。先代を偲ぶ話なんかも懐かしく語られました。 なかなかの文化人ですが、たいへん気さくな方だったと覚えています。 お店は前にもお話しいたしましたが、線路を挟んで庄司屋とまぁ山形の東西両横綱なんでしょうなぁ。
さて、そんなこんなしている内、そばが出されてきました。 ナヌ!、、、と言うことではじめの感嘆文が出てきます。 何と言えば良いのか、そばが艶やかで緑っぽく感じられます。これって最高のサインなんです。 見かけで言うのはどうかともお思いますが、まず外れはありません。 新そば、挽きたて,打ちたて、茹でたて、、、、そして何よりオヤジ(まだ若いんでこう言うのはどうかとも思いますが)の調子が良かったんだと思います。 思わず「いつもですか?」とたずねてしまいました。「いやいや、ハハハ、これ食べたかったら、、、また来年ですねぇ、、」だそうです。 やっぱりというか当たり前というか、身が持たなくなるんでしょうなぁ。 普段あれだけのそばを毎日毎日店に出し続けられるのは、この位のものが作れるからなんでしょう、まぁプロはこんなもんなんでしょうねぇ。 私はやっぱりいただく方の名人を目指してせっせと食べ、ヘラヘラとしゃべりまくるのが良いようです。そうしていればまたこんな日に巡り会って、こんなそばをいただけることが出来るかも知れません。
20世紀も後わずかの今日、まさに最後を飾る絶品をいただけたことに感謝し、今世紀の漫遊を終えたいと思います。
なに、あとかがねんだが(あとは書かないんですか)だって? ほだなごどだれもゆてねべした(そんなこは言っていませんよ)。 ただ、新世紀になったら少し趣を変えてみようかなと思っただけです。 もっとも書く人が代わらないのだから、どおせ似たようなもんでしょうが、なんかもう一つくらい情報を書いてみても良いかなぁなんて思っています。 今日山形そば街道の7版(21世紀1号)が配達されました。 あまり変わり映えしないのですが、まぁいいでしょう。