世界最悪の道(ユンガスの道)



マウスを写真の上へ乗せると強調した道が出ます、その部分にしてもけっこうな崖のようです

まずはユンガスの道 (Wikipedia) などを見てください。「死の道路」とか「世界最悪の道路」とか言われている道路の1977の写真を発見したので公表であります。毎年200人くらい落ちており、写真の5年後の1983にはバスが転落して100人以上の方が亡くなっているとの話を聞くと、いまさらながら「あ〜怖かった」って思い出されます。
転落者続出の世界一危険な死の道路 」 にもいっぱい写真載っています

 「ボリビアアマゾンを開拓している日本人のオジサンがいて、日本人旅行者の人いつでも遊びに来ていいよって言っているよ」
っていう話をHさんが、旅行者の誰かから聞いてきて、それで『行こう!』と意気投合し二人でラパスを出発しました。そして、途中コロイコというリゾート地にHさんの友人の外国人旅行者たちがたむろしているので寄っていくことにしました。
 高度3600mのラパスから1600mくらいのコロイコまでは70〜80kmの行程、バスは値段が高いので、幌もついていないおんぼろ乗り合いトラックの荷台にすし詰めで、インディオやメスティーソの人達と肌を接しながらラパスを出発、断崖絶壁の道を上ったり下ったりしながら進んでいきます。その断崖絶壁がただものではありません、標高差800mの垂直な崖の中間部を道路は横切っているのです。
「思い起こしても、人生で最悪の車道でありました。」などと前には知らないで書いていましたが、今や立派でメージャーな最悪道路に出世してたんですね。
 道の所々に十字架が立っていて崖から落ちて亡くなった人の慰霊なのだと聞かされました。また、谷底に車両らしきものの残骸やタイヤがあったのも記憶にあります。トラックでのすし詰め状態で、下り坂のためかなりのスピ−ドを出しての運転なので、もはや怖くて怖くて「落ちるな!落ちるな!」となにかに祈っているような状態で、とてもとても、途中でシャッター押すことなど思いも浮かびませんでした。・・・がんばって撮っておけばよかった・・・だけど本当に怖かったんだから・・・