イグアス,アルゼンチン,チリ,サンティアゴ,バルパライソ

  


 前ページまでの文章は、2009にその時の世界の出来事と照らし合わせて考えたフィクションであります。しかし、そのように世界は激動していたのだと今さらながらびっくりします。『汚い戦争』ってのは時の軍事政権が反体制っぽいリベラルな民衆、文化人を大弾圧したアルゼンチン近世の歴史的大事件であります。ボリビアからアンデス越えでメンドーサ方面に入国しようとしたK君は、われわれ世代にありがちな反抗的、虚無的風貌のため入国審査事務所で「ゲリラじゃないの?」っていう嫌疑をかけられ2日間も取調べを受けたのでありました。

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