山形そば黄門漫遊記24
村おこし、町おこしでそばが大活躍している話はよく聞きますが、この辰巳そばもそんな一つでしょう。
山形のお隣り山辺町から西山を越えて朝日町へ抜ける道すがら、分からない人は山辺町で玉虫沼へ行く道を聞けばいい。ただし、県道から玉虫沼へは曲がりませんのでご注意。もっとも、玉虫沼の湖畔荘のそばも美味しいなどと言う人もおりますので、まぁ間違ってもそんなに損はないでしょう。
何度も言いますが山形のそば、そうハズレは無いのです。さて、玉虫沼へは曲がりませんで進んでいきますと鳥海というバス停や学校が見えてきます。鳥海といえばあの鳥海山、その地名がなんでこんなところに、しかもそこの山は鳥海山(普通は小鳥海といいます)、そのあたりお好きな方は誰かに聞くなり、調べるなりなさってはいかがでしょう。
そんな山道をしばらく進むと、中という部落に入ります。あとは分かると思います。
ありふれたそば屋の旗を目印に右手に入っていくとすぐそこに、田舎そば屋のスタンダードハウス、何のことはない毎度おなじみの改造百姓屋があります。
案内によれば、営業は土日、予約が必要とのことですが、たいがいの場合は「いいがら寄ってけらっしゃい」とのことです。念のため新聞に載った時のデータをお知らせいたしておきますが、[お客は一日限定50人,事前予約は(0236)66−2435の奥山さんまで]
行ったときの経験からして、行くなら土曜日、チョットだけ早めがお得な時がありました。なんせたまたまかも知れませんが、愛想のいい婆さんがおりまして、それは美味い西瓜は出るは、その辺のなんでしょうが山菜の天ぷらは出るは、はい結構でした。ちなみにそのあと昼過ぎに行ったときは、漬け物もたいしてなかったど。
そばは太め、やや固め、だまって頼むと盛りが多いので、小食の人は予め聞いてみてはいかがでしょうか。最初に書きましたが、このそばはいわゆる村おこし町おこしにも大いに関係ありとのこと。その辺でオーナー制のそば栽培をやってる人たちに頼んで、そば粉は地物、何かで書きましたが水のきれいな所だけに薬味も、勿論山葵も地物、運営する人たち(普通はそば屋のおやじという)も勿論地物、嫁さんは・・・・・知らん