山形そば黄門漫遊記28
町中にも「こんなところに!?」と思わせるそば屋があります。もともとは何のために建てたのだろうか、あるいは何のためにもとめたのだろうか、少なくてもそば屋にするためではないだろうなぁと思われるものがあります。
山形市の郊外、第十中学校の正門前の立派なお宅も、なんとそば屋なのであります。
何となくそばをいただくという感じがしてきます(中に入ってしまうと関係ありませんがね)この手のそば屋にしては珍しく細くやわらかなそばを出します。
前にも書きましたが this is yamagata-soba という決まったものはありません。我こそはと思う方々が、一生懸命作っているのが強いて言えばそうなのでしょう。(勝手にやってるだけと言う人もいます)
そんな訳ですので、比較的新しいそば屋は善し悪しは別として拘りの強いそばを出す場合が多く、それぞれのファンが出来ていくのでありまして、この連中の知ったかぶりがそれぞれのそば屋を繁盛させていくようであります。さて、このなかやさん。外見にあわせて?わりと上品な感じを与えてくれます。
盛り付けにしても、板や皿にしても何となくよいような気がします。何処がよいのかわかりませんし、出てくるおかずは少ないので残念です。
ただしそばつゆはしっかり出てきますので、そば湯は十分楽しめます。もっともそばが細いのでよくそばつゆが絡み、たっぷりつけて召し上がる方はこのくらいあっても当然と思われるかも知れません。味の濃いどちらかというと少し甘さを感じられる、香りが豊かなそばつゆです。
上品な感じがして、おかずが少なくてというとそばの量が少ないのではないかとご心配になる方がおられると思いますが、どうぞご心配なく。ところでこのそばや、専用の駐車場が無いのであります。ただし国道から外れた道なので取りあえず路上駐車をしてしまうのですが、学校の真ん前なのでちょっと気が引けます。
それと”駐車禁止になったら・・・”などと余計な心配もしてしまいます。ただし、初めての方にすれば、だいたいの見当で行っても道路に車がズラリ並んでいますので目印になり、役に立っているのかもしれません。大家さんの会社の前の286号線をズゥーット西へ行って、山形から蔵王駅経由(古い方々は金井経由と行った方が分かるかな)で上山方面へ行く県道を左折、歴史の上ではこれが本街道なのだそうですが、南進すると右側に看板があるので分かると思います。
わかんなかったら残念でした。