山形そば黄門漫遊記50

 こうやって思いつくまま書きなぐっておりますと、ちょいとしたミスでパソコンの文書ファイルを消してしまい、がっかりすることがあります。もっとも大概が酔っぱらって書いてるもんですから、大したことでは無いのですが、何書いたか覚えてないのには困ってしまいます。(ハイ、要するにまたやってしまったんです)
 そば屋だってよっぽど美味い店でもなければ、そうそう場所なんて覚えられるものではありません。何々の真ん前とか、何処そこのすぐ隣とでもいうのでなければ二度目は大変苦労もんなのです。

 その点、今泉駅前かめやなんかは何の苦労も要らないもんでした。赤字国鉄の置き土産、フラワー長井線の駅前、やっぱり赤字かと思いきやとんでもない。昼近くになるとゾロゾロゾロゾロ来るは来るは、大したもんです。汽車に乗ってきてくれればと国鉄職員もさぞ思ったことでしょう。でもそう言いながらよく食べていたそうです。
 最近は駅からチョット離れたところに、小綺麗に建て直してしまいましたので、駅前に行っても寂しいだけでわかりません。でも、聞けばすぐですのでそうしてください。

 最近同業者が少し出てきましたが、馬肉ラーメンとしては老舗?????かも知れません。馬肉ラーメンと言いましたが、他人にそう聞いたのを覚えているだけで多分本当でしょうけど確かめてはいません。
 そんなわけで、焼豚は実は焼馬で、チャーシューと呼ばないで何と呼ぶんだろうといつも思います。「焼豚は豚だよ」と旅のお方が言ってました。そうなんでしょうけど私はそれでは面白くないので信じていません。麺は米沢あたりのちじれ麺とは違って、ベローンとした長井あたりの太めのやつ、のびてしまうと見かけも味も悪くなるので出されたらのんびりしないで、サッサといただきましょう。

 トッピングとは書いてありませんが、ラーメンの具が追加できます。チャーシューとメンマとネギでどれも100円です。好みでそれぞれですが私はメンマを頼みます。まるで廃線になった鉄道の、枕木みたいなメンマが100円でドッサリ乗っかって来ます。私は好きなんですが、人によっては「ざま悪れみだいだなぁ(みっともないくらいだ)」と言っているようです。

 地元の人はあまり誉めません。「わがんねぇ、あがなもの。しょっぱいだげでどごいいのが、山形あだりの店の方がよっぽど美味いそ」(おいしくない、塩辛いし、あんなものどこがいいのか、山形の町なかの普通の店の方がよっぽど美味しいですよ)てなことになる。でも、なんと言われようと連日昼は満員です。
 あれっ!!! 今日は蕎麦の話しはないんですか?
「たまにいいごでぇ」(たまにいいでしょう)

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