山形そば黄門漫遊記67
前にも出ましたが、山形にはソバリエというよく分からない私的資格がありまして、たまに話題になります。公平に偏ることなく山形そばをご案内するらしいのです。そんなこと出来るのかなぁ?と思っていたら、テレビに出てきて2店ほどおそらく自分の好みをお勧めしてましたので、「やっぱりなぁ」と安心しました。
そう言えば語源のソムリエって「今日の料理にはこのワインがいいですよ」ってお勧めするのが仕事らしいのですが、その人に勧められた時に「いやだ」って言う人はいないんでしょうかねぇ。なんとも情けないくらい自主性のない高級料理だこと、と言ったら怒られるのでしょうか。さて、山形の秋の風物詩に『芋煮会』というのがあります。近年、直径6m?の大鍋を作って『日本一の芋煮会』をやる光景がテレビなんかで紹介されています。
ところで、その由緒正しい会場は、市内を流れる馬見ヶ崎川の河原と決まっているのでありますが、シーズンともなりますと、まさに壮観です。もともとはそれぞれ材料を持ち寄って、水を汲んだり仕事を分担しながらワイワイやる野外の共同作業だったのですが、河川敷も整備されて水汲みも大仕事では無くなったりしてかなり簡素化されていますし、手濡らさずの極め尽き『行くだけ、食いっぱなし、飲みっぱなし』で楽しむことも出来る所もあるようです。観光名所唐松観音のすぐ下の広場でやってる芋煮屋さん?は、今年から地元のバス会社が観光コースに取り入れて売りだしているようでありました。
さて、その簡単芋煮の会場に行くには、市内から馬見ヶ崎川沿いの286号線を笹谷トンネルに向かって東進し、東沢で坊原橋を渡るのでありますが、橋を渡るちょっと前の右手にそば屋らしきモノを見つけることが出来ましたらぜひ行ってみて下さい。だいぶ前に書いたと思いますが、ラーメンも美味いあずま屋がそこにあります。駐車場が狭かったので、近年少し離れたところ(と言っても3〜4分位)にも借りたようです。そっちに停めるとたしか割引になると書いてあったようですが、詳しくは自分で確かめて下さい。
細目の田舎そばが身上だったのですが、何年か前から太打ちの田舎そばというのも出すようになっています。その名の通り結構太いので、食べがいはあるのですが、私なんかはどっちかと言うと前からの細い方が香りが高く、第一食べやすいように思います。太打ちの田舎そばを勧められたら「いやだ」と言いそうな気がします。
昼時間は結構混んで待ちが大変ですが、希に信じられないくらい空いている日もあります。いずれにしても昼はチョット早めに行くのが良いようです。ラーメンは細麺でスープが大変結構です。メンマを追加(100円)していただくのが大好きです。