山形そば黄門漫遊記91

先日、「近くでおいしいところ、しかもあまり待たないで済むところ」を紹介しろと言われたので、「じゃぁ、**が良いんじゃないの」と教えてあげたら、「騙されたみたいなもんだ」と苦情が寄せられました。 まさかとは思いましたが、確かにしばらく行っていなかったですし、なんにしても言い方が気になったもんですから無理して行ってみましたが、さすがの私も正直がっかりしました。 そばがおちたのはなんか理由があります。 材料とか気分とか体調とか直ぐには決めつけられないものがあります。 ん〜でもでも、あっちゃいけない事があります、そばの盛りにうどんのきれっぱしが混じってました。 まぁ、出してしまったのですからもうどうしようもありませんが、そのくらいのプライドが無くなったのなら、もうなんでもだせばいいんです。 蕎麦処なんて書かないでハッキリと大衆食堂になれば良いんです、大変でしょうけどそのほうがお客は増えますし、私だってたまには食べに行きますよ。 実際それでやってる店もありますし、ラーメンとか前に書きましたがカツどんなんかは結構いい味出してるもんです。

 たとえばというわけではないですけれど、久々に旅篭町の 寿屋 へ行ってきました。 お昼時間だったのでやっぱり常連さんがいっぱいでした。 子供のころ直ぐ近所に親類があったので、タマにいただいいた様な記憶があります。もっともガキのころは”ラーメン”だったと思いますが。

 前述の話ではないですが、この店の場合立地の関係もありますので、そばだけではすまなかったようです。 昔、山形ではそば屋というとラーメンがあってあたりまえ、昔はラーメンの無いそば屋なんてあったかな?と言う感じもします。 ”中華そば”とか”支那そば”と言うのが年配の方々の標準語だったのです。 近年”日本そば”が人気上昇なもんですからどこも気合が入っているようですし、まぁ今の山形、”そば屋”と言ったのほうがうけると言うこともあるかもしれません。 ところでそば屋と食堂何が違うかと言えば、たとえば店員さんの声や動きが違います、店の匂いが違います。 でも一番違うのはうまく言えないのですが、”そば”が違うんです。 一応メニューは見ますが、やっぱり 注文は「もり」(総理大臣ではありません、念のために)を信任、指名することになります。 テーブルに少し拘った風の一味と七味がおいてあります、どうでもいいことなんですがこの使い分けがわかりません。 ただ、そば湯飲むときの山葵が無いのが残念です。

 山形新聞本社西側の通りを北進すること2〜300メーター、左側のGSを左折してすぐの左側にあります。 結構そばにがんばってるという話を耳にします。

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