2001/06/03
『陽炎の島』典厩五郎 毎日新聞社
死は炎のごとく ダヴィデの密使 に次ぐ書き下ろしエンターテインメントシリーズ「アジア・ノワール」シリーズ3作目 なかなかのもの
謎の台湾高山民族。人生に絶望した映画屋の最後の大バクチ。2つの物語が1つになる時、現代史に翻弄された一族の愛憎の70年が眼前に!
後藤新平も出てくるし、戦前、戦後 台湾に対して日本がどのように接してきたかの勉強になります。
高砂族が話の中心ですが現在高砂族という言葉は差別用語で高山民族と言わなければいけないとのこと。その中にも幾多の民族がいるのだそうです。
長寿ということが多少SF的になっているのが私にとっては難点でありました。
|