山形そば黄門漫遊記18

 こんな物を書き始めてから結構時間が経ってしまいました。なんせ原稿のメモがちょっと古いので、今年と書いていてももう去年になっていたり、せっかく褒めてやっているのにラーメンやめちゃったり長右ェ門とか)、メニューの呼び名が変わったり東雲:そばきり→生粉そば)しているところもあります。まぁその分そばに力を入れているようでそれはそれで良いのですが、今さらラーメンや丼を始めてどうすんの?というところがでてきています。店の問題なんでしょうが、そしてまた決してけなすわけではないのですが、チョットがっかりします。

「あんたのラーメンや丼定食を、わざわざ食べに行くことはないでしょうよ。ラーメンならあんたのご近所で前からやっているところ、ご飯物ならずぅーっと手前で済ましちゃいますからね。あんたのはそばが美味かったんですよそばが」みなさんこうおっしゃいますよ。

 さて、今日は八っつあんのノスタルジア、ちょっと毛色の変わった所へ参りました。ななんと立ち食いそばであります。山形駅を出て真っ正面のビブレの左となり二つのビルの間、そばの店がいろいろ移り変わりゆく中で、しっかり頑張っているではないですか。近くによると、ネギの匂いがプーンとしてきます。健康のため減塩とうたってる割にしょっぱいおつゆ、少し太めのゆでそば、いまさら褒めるとこなどありはしない。

「あれ、この立ち食いまぁだやってる!喫茶店は辞めてコンビニなてんのに」
「ほんとだ、すごいねぇ・・・・・・・しぶといのかな」
「よく食ったよなぁ、ねぎくさいの」
「学生そばなてあったけねぇ、なんぼか安いんだっけかぁ」
「んだんだ、おれもそれ専門だっけ」

 こんな会話が聞こえてきました。そばよりもこんな事が美味しいときもあるようです。どこにでもある話、××駅は×番ホームの東京寄り、○○競馬場は一番北側の一階、ほんの僅かだけ他よりおいしい?立ち食い。少し前は明治パーラーの立ち食いと言ったんです。看板には明治そばと書いてありましたが、コンビニそばとでも言われているのでしょうか。

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